LPガス設備は、大地震や風水害、雪害などにより破損すると、容器内の大量のLPガスが放出され、
爆発や火災といった二次災害の原因となるおそれがあります。
ガスパーは、容器出口で自動的にガスを遮断することで、二次災害を防止することを目的に開発された
高圧部のガス漏れ対策専用の製品です。
家庭用LPガス設備において、唯一となる高圧部の安全機器で、
最大ガス消費量が1時間あたり7.5kg 以下の液化石油ガス設備用に作動流量が設定されたもので、
作動流量を超過した際にガス通路を閉止する機構をもつ製品です。
LPガス容器をお使いの方、地震対策・ガス漏れ対策は万全ですか?
「ガス放出防止器」は、容器転倒や配管が破損した時、ガス漏れを防ぐと共に、災害の拡大を防止します。
特許取得済
集合設備で容器の左右バランスが均一でない場合、切り替え時に起る瞬間的過流を吸収し、動作(遮断)を遅延させるダンパー機構を内蔵しました。これにより災害時以外の動作をなくし、ガス切れを防止します。
ガスパーは、ガス流量の異常のみを検知し自動的に作動します。容器の大きさ、残ガス量、張力の強弱、方向性等を作動条件としておりません。地震等の災害時に、確実に作動します。さらに、従来からの長所である高圧配管の折損やホースの切断時にも作動します。
取付け方法はとても簡単。ガスパーを容器のバルブにねじ込むだけで作業は完了。複雑な調整など全く必要ありません。また、リセットボタンの位置はどの位置でも構いません。(真上である必要はありません。)従って容器交換時の手間が大幅に省けます。(取り付けは必ず有資格者が行ってください。)
なんらかの理由で、事故防止のためにガスパーが作動してガスを遮断した場合には、まずその原因を確かめてください。安全が確認できたらリセットボタンを2~3秒押してください。それだけで再びガスの供給がセットできます。(容器が2本以上連結の場合には、8~12秒ほど少し長めにボタンを押してください。)外出などの際に容器のバルブをいったん閉めることがありますが、再びガスを使用する際には必ずリセットボタンを忘れずに押してください。
大きな衝撃を受けたときには、容器やバルブの損傷を防ぐために、ガスパーのネジ部分が折れて、バルブ内部に残ったネジ先端部分の機能が、確実に作動してガスを遮断します。
外観は凍結していても、内部の作動機能にはまったく影響はありません。急激な温度変化(低温・低圧)にも対応していますので、寒冷地においても特別なことをする必要はありません。
サビやホコリ、海岸部の塩害などにも抜群の耐腐食性で、いつまでも安定した機能を発揮します。また、内部には特殊なオイルを使用していますのでOリングなどの劣化を防止します。
型式 | 取付方法 | |
TY-7MB | スパナ締め型 | |
TY-7MBS | スパナ締め型(遮断表示付) | |
TY-7MHB | 手締め型 | |
TY-7MHBS | 手締め型(遮断表示付) |